中小企業の失敗事例が分かる!? -2

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

以前のブログで、中小・中堅企業の成功・失敗事例サイトをご紹介しましたが、今回は失敗事例を簡潔にまとめた資料(知的財産活用失敗事例の考察)をご紹介します。困っているサラリーマンのイラスト

この資料は、一般財団法人知的財産研究教育財団の知的財産教育協会((旧)一般社団法人知的財産教育協会は、平成28年4月1日付けで(旧)一般財団法人知的財産研究所と合併し、一般財団法人知的財産研究教育財団となっています)が取りまとめたものです。
(知的財産教育協会には、私も知的財産管理技能検定の試験委員としてお世話になっています。)

さて、この資料ですが、失敗経験のある企業の失敗事例を考察することにより、失敗を未然に回避して有効な知財活動を推し進められるような情報を提供することを目的として作成されています。

内容としては、各失敗事例ごとに分類・列挙されており、たとえばオージー技研株式会社および株式会社ナベルの失敗例について、次のように記載されています。

事例分類失敗例の内容対応、対策等分類対応、対策等の内容企業名、出典
被疑侵害過去、他社の警告を受けて開発が思うようにいかなかった。活用それ以降、知財を重視し、他社の牽制や攻撃の為ではなく、客先に安定供給するために必要と認識。オージー技研(株)
(活用p.210)
被疑侵害1986年に市場を奪った米国メーカーから特許権侵害で6億円の請求。3年後に4,000万円の和解金支払い。活用(訴追、ライセンス)特許は活用しだいでお金になると認識。国内メーカーを相手に訴訟、ライセンスする姿勢を見せる。(株)ナベル
(活用p.144)

このように各失敗事例について、簡潔に記載されています。

他社の失敗事例はあまり表に出てきませんので、この資料はその意味でも価値があると思います。

ビジネスを行っていると様々な問題が生じますが、知的財産に関する問題はある程度回避することも可能です。

この資料に記載されている失敗例を読み、他山の石として活用しては如何でしょうか?

弊所では、知的財産に関する様々なご相談に対応しております。
何かありましたら、是非ご相談ください。

今日は以上です。