「ネットの罠体験ショップ」をご存知ですか?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

ネットの罠体験ショップ」というサイトをご存知でしょうか?

滋賀県消費生活センターが運営しているサイトで、『危険なネットショッピングを疑似体験することで、消費者センスを磨き、消費者被害の防止を図る「消費者力養成サイト」』です。

ネットの罠体験ショップはこちら

ネットの罠体験ショップのトップページ

引用:ネットの罠体験ショップ

ちなみに、滋賀県消費生活センターのHPには、「当サイトでは、本物そっくりのネットショップで、ゲーム感覚で楽しく買物をしながら、広告・表示を正しく見る目を養い、消費者力を身に付けていただきます。」と表示されています。

消費者の教育を目的とするサイトとして運営しているのかもしれません。

さて、このサイトですが、非常に面白い取り組みをしています。

実際のサイトにアクセスしてもらえれば分かりますが、非常にシンプルなECサイトのように見えます。

そして、例えばサイト画面上部に並んだ「キッチン・雑貨 美容・化粧品 健康食品」のうち、「健康食品」の部分をクリックすると、次のような画面が表示されます。

健康食品の商品画面

引用:ネットの罠体験ショップ

商品の写真等は、実際のECサイトと比較すると、非常にシンプルなものになっていますが、どこかで見たような商品が表示されています。

次に、この画面に表示されている「トクホのビール」をクリックすると、これまたよくあるECサイトのような次の購入画面が表示されます。

トクホのビールの商品画面

引用:ネットの罠体験ショップ

これを見ると、本当に購入できるのでは?と思っちゃいますよね?

ここで、「カートに入れる」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

表示に関する注意点が記載された画面

引用:ネットの罠体験ショップ

この画像では、文字が小さくて分かりづらいと思いますが、「血糖値が高い方に」という表示に問題があり、どこがおかしいかについて詳しく説明されています。

このように、疑似的にECサイトから商品を購入する手順を踏みながら、商品説明によくありがちな表示で、法律(医薬品医療機器等法、景品表示法や健康増進法等)に違反する可能性のあるものが分かるようになっています。

最近は、消費者庁が景品表示法に違反する表示について厳しく取り締まってきているので、商品に関する表示について、ECサイトで商品を購入する消費者だけでなく、商品を販売する事業者も注意を払う必要があります。

消費者だけでなく、事業者も、このネットの罠体験ショップにアクセスしてみてください。

今まで問題はないと思っていた表示(表現)が景品表示法に違反していることに気づくかもしれませんよ!

弊所では、医薬品医療機器等法、景品表示法や健康増進法等に関するご相談も承っております。
広告表示に関して何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。