地域団体商標ガイドブック2019が公表されました

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

地域団体商標ガイドブック2019の表紙

引用:地域団体商標ガイドブック2019

昨年に引き続き、今年も2019年3月22日に、特許庁から「地域団体商標ガイドブック2019」が公表(電子ブック形式での公表は4月8日)されましたので、今回はこのガイドブックについて書きます。

地域団体商標ガイドブック2019はこちら

さて、このガイドブックの内容ですが、次のような目次になっています。

  1. 巻頭挨拶
    1. 初めに(本書の目的)
    2. 目次
  2. 第1章 地域団体商標とは
    1. 地域団体商標とは
    2. 地域団体商標の活用事例
      1. 活用事例01 津軽の桃(青森県)
      2. 活用事例02 豊川いなり寿司(愛知県)
      3. 活用事例03 京鹿の子紋(京都府)
      4. 活用事例04 石州瓦(島根県)
      5. 活用事例05 小石原焼(福岡県)
      6. 活用事例06 沖縄黒糖(沖縄県)
    3. 地域団体商標を取得するには
    4. 「地域団体用票制度」Q&A
    5. 地域団体商標マークについて
    6. 地域団体商標とGIの活用Q&A
    7. 特許庁の7つの支援策
    8. 税関の制度の紹介
  3. 第2章 全国の地域団体商標紹介
    1. 地域団体商標マップ(地域別)
    2. 産品別案件紹介
      1. 野菜
      2. 果実
      3. 食肉・牛・鶏
      4. 水産食品
      5. 加工食品
      6. 牛乳・乳製品
      7. 調味料
      8. 菓子
      9. 麺類・穀物
      10. 清涼飲料
      11. 植物
      12. 織物・被服・布製品・履物
      13. 工芸品・かばん・器・雑貨
      14. 焼物・瓦
      15. おもちゃ・人形
      16. 仏壇・仏具・葬祭用具・家具
      17. 貴金属製品・刃物・工具
      18. 木材・石材・炭
      19. 温泉
      20. サービスの提供(温泉を除く)
    3. 地域団体商標索引(産品別)
    4. 地域団体商標索引(50音順)
  4. お問い合わせ先
    1. 経済産業局等知的財産室のお問い合わせ先
    2. 農林水産分野の知的財産に関するお問い合わせ先
    3. 知的財産全般・地域団体商標に関するご相談

地域団体商標ガイドブック2018と比較すると、第2章の全国の地域団体商標紹介の部分が大幅に増加しています。
具体的には、各産品ごとに、産品の写真、地域団体商標、権利者、指定商品又は指定役務、URL、リンク先が列挙されています。

地域団体商標と似た制度に、地理的表示(GI)があります。

これらの制度の違いについては、第1章6の「地域団体商標とGIの活用Q&A」に簡潔に記載されています。

また、次のような質問に対する回答も記載されています。

  1. 私たちは、「〇〇りんご」について地域団体商標の登録受けている農業協同組合です。登録を受けている地域団体商標「〇〇りんご」について、さらに地理的表示の申請をした方が良いでしょうか。
  2. 私たちは、「〇〇りんご」についてGI登録を受けている団体です。「〇〇りんご」について、さらに地域団体商標の出願をした方が良いでしょうか。
  3. 私たちは、「〇〇りんご」という地域ブランドの取り組みを行っている団体です。この「〇〇りんご」について、地域団体商標又はGIの出願(申請)を検討しています。どちらの制度を利用するのが良いでしょうか?

これらの文章を読めば、どちらの制度に登録した方が良いか、または両方の制度に登録した方が良いか分かると思います。

これらの制度は、地域の産品をブランド化する際のツール(道具)です、登録しただけではブランド化は図れませんが、是非活用してブランド化してください!

弊所では、地域団体商標の出願代理業務だけでなく、地理的表示の申請代理業務も行っております。
これらの制度に関して何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。