「青い菊」のその後

以前のブログで、「青い菊」が開発されたことを書きましたが、最近市販に向けての動きがありましたので、今回はそれについて書きます。

青い菊のリーフレット表紙

引用:青い菊のリーフレット

青い菊」を開発した国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が青いキクのリーフレットを作成しました。

青いキクのリーフレットはこちら

このリーフレットによると、青い菊の種類が増えて、さまざまな品種の菊で青い花弁とすることに成功しているようです。

たとえば、次の写真には、輪ギク、デコラ咲き、デージー咲き、アネモネ咲き、ポンポン咲きで、青い菊を作ることに成功したことが分かります。

いろいろな種類の青い菊の写真

引用:青い菊のリーフレット

これらの青い菊がお花屋さんの店頭に並ぶのが待ち遠しいですね!

さて、青い菊の市販に向けての進捗状況ですが、このパンフレットによると、「青くするために導入した遺伝子が、野生のキクに移らないように、花粉や種子ができない青いキクにする研究を進めています。」と記載されています。

青い菊は、遺伝子組み換え技術を利用し、従来の菊の品種には存在していなかった遺伝子を組み込んで作られました。

そこで、このような自然界には存在しない青い菊の花粉が飛んでしまい、従来の菊の品種と交配して繁殖してしまうのを防ぐために、花粉や種子ができないように品種改良を進めているのだと思います。

青い菊が花屋さんの店頭を飾る日はそれほど遠くないのかもしれません。

弊所では、遺伝子組み換え技術(ゲノム編集技術を含む)を利用した植物新品種の知的財産権による保護に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。