地域活性化:地理的表示を活用したブランディング 7

こんにちは。ブランシェの弁理士 鈴木徳子です。

国内の絹糸生産量は国内総需要の約1割で、90%が中国やブラジルなど海外から輸入されているということをご存知でしょうか?国産シルクが希少なものと言われる所以です。

国内の県別繭生産量でみると、群馬県が約40%を占めていますが、「伊予生糸」の愛媛県は1パーセントにも及びません。「伊予生糸」は愛媛が世界に誇る最高級シルクですが、愛媛の蚕糸業界は後継者不足に悩み、危機的状況にあります。

しかし、少しづつですが、復興に向けた動きが進められています。

私が西予市に視察に行った際には、蚕の食料となる桑苗が定植されたばかりの畑を見せてもらいました。5000本の桑苗です。桑苗の定植は実に20年ぶりだそうです。下記の写真は定植された桑苗畑の様子です。

 

今回の地理的表示申請は「伊予生糸」のブランディング及び、愛媛の蚕糸業界の復興の「入り口」に立ったにすぎません。マスコミに騒がれて一時的には注目を浴びることになったかもしれませんが、これから復興に向けて厳しく長い道のりが待っていると思います。

私は、地域貢献のためにも、これからも「伊予生糸」にかかわっていきたいと思います。

また新たな動きがありましたら記事をアップする予定ですのでご期待下さい。