特許料等の減免制度をご存知ですか?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

審査請求料や特許料(年金)が安くなる制度(特許関係料金減免制度)があるのをご存知でしょうか?good

この制度についてクライアントにお聞きすると、この制度があるなんて知らないという回答が多いです。

そこで、今回は、意外と知られていない特許関係料金減免制度について書きます。

さて、この制度の内容ですが、次の表に記載したように、適用できる対象者(減免対象者)によって異なります(2017年5月現在)。

減免対象者措置内容
中小ベンチャー企業・小企業等<特許>
審査請求料:1/3に軽減
特許料(第1年分から第10年分):1/3に軽減
調査手数料・送付手数料:1/3に軽減
予備審査手数料:1/3に軽減
個人(所得税非課税者等)<特許>
審査請求料:免除又は半額軽減
特許料(第1年分から第3年分) :免除又は半額軽減
特許料(第4年分から第10年分):半額軽減

<実用新案>
実用新案技術評価請求料 :免除又は半額軽減
登録料(第1年分から第3年分):免除又は3年間猶予
法人(非課税法人等)<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
研究開発型中小企業<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
研究開発型中小企業(アジア拠点化推進法)<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
アカデミック・ディスカウント
(大学等*1、大学等の研究者)
<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
独立行政法人<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
公設試験研究機関<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
承認TLO<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減
認定TLO<特許>
審査請求料:半額軽減
特許料(第1年分から第10年分):半額軽減

特許料の減免については登録されてからある程度年月が経たないとありがたみはあまり分からないかもしれませんが(特許料は登録年度に応じて高額になります)、審査請求料が軽減されるというのは非常に魅力的だと思います(通常15万円程度かかるところが7万5千円程度になります)。

申請する際に面倒な手続きが必要になりますが、審査請求料等が半額になるので、特許事務所に手続を依頼してもよいのではないでしょうか?

ちなみに、特許庁では、この制度が適用できるか簡易に判断できる簡易判定ページも用意しています。

弊所では、この制度を適用できそうなクライアントが審査請求を行う場合には、必ず適用するか否かを尋ねるようにしていますよ。

今日は以上です。