地域拠点特許推進プログラムが具体的に動き出しました

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

地域拠点特許推進プログラム」をご存知でしょうか?

2016年11月に特許庁が打ち出したプログラムで、地域の中小企業やベンチャー企業、研究施設等が集まるリサーチパークや大学等といった企業等集積地域を対象に、出張面接審査と特許権に関するセミナーを同時に開催するというものです。

ニュースによると、この地域拠点特許推進プログラムの第1弾が2017年7月14日に京都リサーチパークにて実施されたようです。

さて、このプログラムの内容ですが、出張面接審査特許セミナーの2つで構成されています。インタビューの写真

ただし、出張面接審査を行う際には、特許庁から審査請求や早期審査請求を依頼される場合があるようです。
(審査請求については、面接審査を行う以上、少なくとも審査官が出願書類を検討しておく必要があることから当然の手続きになると思います。また、早期審査については、他の出願審査との公平性の観点から必要となっているのではないかと思います。)

一方、特許セミナーについては、特許制度の概要・基礎知識と中小企業向け知財関連支援策等が予定されているようです。
参加者の希望に応じたセミナーを開催してくれると、素晴らしいと思うのですが、どうなのでしょうか?
ちなみに、特許セミナーについては、出張面接審査を実施する企業以外にも、地域拠点内の企業に所属する者も参加できるようです。

さて、この地域拠点特許推進プログラム、特に出張面接審査は、発明者や代理人が特許庁まで行かずに受けることができるので、出願人の時間と費用を節約できる素晴らしい制度だと思います。

ただ、現時点での難点としては、出張面接審査を実施する全ての特許出願人をとりまとめることができる者でなければ、この制度に申請できないということでしょうか?

このようなことができるのは、自治体や大学等に限られるのではないかと思います。

自治体等と協力できる関東以外の地域の企業や個人にとっては、是非利用してみては如何でしょうか?

なお、7月31日にINPIT近畿統括本部がオープンすることになるので、今後は関東・近畿以外で開催されることが多くなるのかもしれません。

今日は以上です。