色の効果・・・商品パッケージを例に考える

こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。

いま「色の事典」(株式会社西東社)という本を読んでいます。

この本は色の基礎知識から始まり、配色のルール、色の効果、イメージ、活用例に至るまで、事例を挙げて具体的に説明されており、題名通り辞書的に使える内容となっています。

”知人のデザイナーお勧め本” なのですが、デザイナーに限らず、商品企画やマーケティングに関わわる人にとっても役立つ内容だと思います。

 

色の活用方法の項目をみると、「商品パッケージ」はアピールしたいポイントに応じて色を選ぶことが重要であると述べられています。

缶

ということで、先日発売されたばかりの森永製菓の甘酒の例をとって考えてみたいと思います。

画像の甘酒ですが、このパッケージはピンクをベースに桜の花をあしらった華やかなデザインとなっています。

私自身、最初この商品の写真をみたとき、きれいな色だな~と思いました。

これなら店頭に並べたときに目を引きますね。

森永のサイトを見てみると、製品特長として「桜の花エキスを使用した桜風味の甘酒です。すっきりした飲み口で、桜の香りと味わいがふんわりと口の中に広がります。紅麹を使用することで桜色に仕立てました。」と記載されています。

 

パッケージのピンク+白の配色から、味のすっきり感とふんわり感及び甘酒の色がイメージしやすくなっていると思います。

また、甘酒の少々古臭いイメージに斬新さを与える効果もあると思います。

この商品、1月7日~3月末までの期間限定販売だそうですが、受験勉強中の糖分補給やひな祭り、花見などでの利用を見込んでいるそうです。(参照:http://www.morinaga.co.jp/cgi-bin/company/newsrelease/mrg_cmp_readnews.cgi?no=105&view_y=2013

 

色は、人間の心理に大きな影響を与えます。例えば、野球の青いグローブは集中力を高めるのに役立つそうです。同じものでも、色の使い方次第では、大きくも小さくも見えますし、おいしそうにもまずそうにも見えてくるから不思議です。

また、色は製品のイメージだけにとどまらず、用い方によっては製品の機能を伝えることもでき、情報伝達としての役割も果たします。

 

この「色」ですが、現在は、輪郭のない色について商標登録はできませんが、現在導入が検討されています。

色の商標が導入されると、巧妙な模倣品にも対抗することが可能となり、特にパッケージについては戦略的に保護することができるようになるのではないかと期待しています。

今日は以上です。

 

画像引用先:http://www.morinaga.co.jp/cgi-bin/company/newsrelease/mrg_cmp_readnews.cgi?no=105&view_y=2013