種苗管理センターをご存知ですか?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

今回は、種苗法関連機関として重要な種苗管理センターについて書きたいと思います。

種苗管理センターの農園種苗管理センターとは、本所が茨城県つくば市にあり、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の機関の一つです(平成28年3月末日まで独立行政法人でした)。

さて、種苗法による品種登録を受けるためには、特性審査を受ける必要があります。

特性審査とは、栽培試験や現地調査により、登録しようとする品種が、①区別性(Distinctness)、②均一性(Uniformity)、③安定性(Stability)を有しているか実際の品種を確認する審査です。実際の品種で確認するので、原則として文章のみで審査する特許制度とはここが異なります。

この特性審査を行う機関ですが、種苗法施行令第4条に次の機関が行うと定められています。

  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
  • 国立研究開発法人森林総合研究所
  • 国立研究開発法人水産研究・教育機構

この国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構として、次の4つの機関が実際に栽培試験を行っています。

  • 種苗管理センター
  • 八岳農場
  • 西日本農場
  • 雲仙農場

種苗管理センターは、私が勤務していた産総研とは離れた場所にあったので、なかなか訪問する機会がありませんでしたが、日本弁理士会の農林水産知財対応委員会活動で一度訪問したことがあります。

種苗管理センターの敷地内には、大きな農園があり、様々な品種の植物を栽培していました(写真参照)。
静かな場所で、栽培試験に適しているところだと思いました。

現時点では、あまり注目されていない種苗法ですが、TPP等の外部環境が変わると、状況が変わるかもしれません。

その時には、種苗管理センターもより重要な地位を占めことになると思います。機会があったら、また訪問したいです。

今日は以上です。