ファン付き作業着について

ファン付き作業着について

こんにちは。高田馬場のブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。

弊所が入っているビルが現在リフォーム中で、1ヵ月に亘り外壁塗装工事を行っています。暑い中、作業員の方は大変だなあ~、とつくづく思います。

先日、たまたま作業員の方とエレベーターに乗り合わせたのですが、作業員の方が着ている作業服の腰のあたりにファンがついており、そこから、「ブーン」という風の音が出ていることに気づきました。

「なるほど~、今の作業服には送風ファンが内蔵されているんだ。これは便利だ。」と思いました。熱中症対策にも効果的かもしれません。

 

このような矢先、偶然にも、送風ファンが内蔵された「空調服」という名前の作業服に関する記事を見かけました。

この記事によると、「空調服」はもともとメーカーのエンジニアの方が起業して開発したもので、15年ほど前から発売されていたようです。「汗を素早く気化させると気化熱が奪われることにより涼しくなる」という原理を使って開発したそうです。

猛暑の今年は、「空調服」はなんと130万着売り上げたというから驚きです。

バッテリーの容量も昔と異なり、長持ち、かつ、軽くなったことにより、被服にも使えるようになったのかもしれません。

クルマのシートも送風ファンを内蔵しているものがありますが、これも同じ原理だと思います。

「空調服」は特許を取得し、ライセンスも行っているようです。また、商標もしっかりと取得されていました。

 

ところで、衣服に送風ファンを内蔵するというアイデアは、ゴルフウエアにも使えるな、と思って調べてみると、すでに「空調服」のゴフルウエアが販売されていました。

炎天下のゴフルで悲惨な目にあったことのある私としては、すぐにでも購入を検討したいと思います。

ところで、来年のオリンピックのマラソンは猛暑で大丈夫なのか、と懸念する声をよく聴きますが、

送風ファンつきのウエアで走ることはできないものでしょうかね~。

弊所では、特許や商標のライセンスに関するご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡下さい。

今日は以上です。

 

この記事を書いた人

鈴木 徳子