こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。 今週はお盆休みのせいか、電車もすいていますね。家族で東京スカイツリーに行かれる方も多いのではないでしょうか。ちなみに、私はまだ行ったことはありません。電車の中から眺めただけです。

というわけで、今日は、東京スカイツリーの名前(ネーミング)に関して書いてみようと思います。 東京スカイツリーの名称検討委員会のメンバーであった飯田朝子氏の著書「ネーミングがモノを言う」(中央大学出版部発行)によると、名前を公募したとき、「東京スカイツリー」は20位にも入っていなかったそうです。票数の第1位から第5位までの名称は次のとおりです。

第1位は「大江戸タワー」

第2位「新東京タワー」

第3位「さくらタワー」

第4位「日本タワー」

第5位「東京スカイタワー」

これらは既に商標登録済みか、他の施設との混同が発生する可能性があるという理由で採用できませんでした。また、上位第21位までの全ての名前が「○○タワー」だったそうです。

「東京スカイツリー」の選考の大きなポイントは、「ツリー」という3文字によって「東京タワー」と区別が容易にできる点、音声学的に「スカイツリー」がシャープな印象を生み、さらに濁音がなく清音だけで名前が構成されていることによりタワーを「風景の一部として遠くから眺める」というイメージが喚起しやすい点が挙げられています。

ネーミングの採用においては、音の要素も考慮する必要がありそうですね。

ネーミングは商標採択の重要な要素ですので、今後も引き続きネーミングについて考察していきたいと思います。

今日は以上です。