「よく分かる!植物品種海外出願の手引き」をご存知ですか?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

日本から世界へよく分かる!植物品種海外出願の手引き」をご存知でしょうか?

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この手引きは、(公社)農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)、(一社)日本種苗協会、(一社)日本果樹種苗協会、全国食用きのこ種菌協会、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構種苗管理センターで構成された「植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム(PVPコンソーシアム)」によって取りまとめられたものです。

「植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム」は、農林水産省の植物品種等海外流出防止対策事業を共同連帯して実施することを目的に設立され、現在JATAFFが代表機関となっています。

さて、この手引きですが、次のような5つの項目に関する情報がまとめられています。

  • あなたの品種大丈夫?
  • 海外出願をはじめよう
  • 出願を決めたら
  • さて何から手をつければよいのか
  • 出願書を提出したら
  • いよいよ種苗の提出から登録まで
  • おおよその費用
  • 海外での権利保護対策
  • Q&A
  • 出願準備チェックリスト

詳細は、各情報をご覧になっていただければと思いますが、例えば「さて何から手をつければよいのか」の項目では、次のような出願書に添付する写真の撮り方についてまで解説されています。

「出願書に添付する写真については、基本的には、出願品種及び最も類似した対照品種について、その違いが明確に分かる写真を添付しますが、国により、植物の種類により求められる写真が異なりますので、国別出願マニュアルをご参照いただくか、代理人にご相談下さい。栽培試験中に植物体全体の写真(根を含む)など、色々な写真を準備しておくことをお勧めします。」

また、「Q&A」の項目では、「費用はどのくらいかかりますか」という質問に対して、次のような回答が記載されています。

「国、植物の種類、代理人によって大きく異なります。また、出願準備が整っていれば、追加の経費が抑えられます。一般的には、中国・韓国で50〜100万円、欧州で80〜150万円、米国で150〜200万円程度です。審査協力により海外当局の審査報告書が利用可能な場合はこれより安くなります。
また、韓国の果樹など栽培試験の委託が必要な場合は、200〜500万円がさらに必要です。種苗会社が代理人の場合、許諾契約により、出願経費を代理人が負担することもあります。」

費用に関することは非常に重要ですが、なかなか出てこない情報ですので、貴重な情報だと思います。

この他にも、「国内代理人、海外代理人はどのように決めたらよいのですか」という質問に対する回答もありますので、気になる方は確認してみてください。

海外での知的財産に関する情報は入手するのが困難ですが、特に品種登録出願については、実際に経験している企業も少ないので、情報がほとんどありません。

したがって、この手引きに記載されている情報は、大変貴重だと思います。
海外での品種登録を考えている企業は、是非参考にしてください!

ちなみに、弊所でも、海外での品種登録出願のサポートを行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。