今度の商標権の価値は161億円!?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

以前、商標権の価値が259億円!?というブログを書きましたが、今度は商標権の買取額を含めた金額が161億円になったということについて書きます(したがって、正確には商標権の価値が161億円という訳ではありません)。

タイヤのイラスト2016年12月27日に、住友ゴム工業株式会社が、英国のSports Direct International plc(スポーツダイレクトインターナショナル社:SDI社)から、海外のDUNLOP商標権とDUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業を買収することについて合意したとのプレスリリースがありました。

このプレスリリースによると、この買収金額は約161億円(137.5百万ドル)だそうです。これもまたすごい金額ですね!

ただ、この買収金額は、単なる商標権の売買金額ではなく、DUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業の買収金額も含まれているので、純粋に商標権の価値という訳ではありません。

しかし、DUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業も、DUNLOP商標権がなければ成立しませんので、DUNLOP商標権の価値が約161億円の多くを占めていると言っても良いかもしれません。
ところで、住友ゴム工業株式会社は、プレスリリースに「当社グループは今後、グローバルにDUNLOPブランドの価値向上を図るとともに、スポーツ事業、ライセンス事業のさらなる発展・拡大に取り組んでまいります。」と記載していることから、海外市場でのDUNLOPブランド展開を図って行くようです。

人口減少によって日本市場が縮小していくと予想されるので、住友ゴム工業株式会社も生き残りをかけて海外展開を積極的に進めているのかもしれません。

海外展開を進めていく際に、1からブランドを作っていくことも大事ですが、ブランド構築の時間・費用・リスクを逓減させるために、M&Aブランド事業自体の買収が今後増えていくのかもしれません。

弊所ではライセンス契約だけでなく、知的財産の売買等についてのご相談も承っています。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。