オープンイノベーション促進のためのモデル契約書が公表されていますよ

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

特許庁HPから、経済産業省と特許庁が取りまとめた「研究開発型スタートアップと事業会社のオープンイノベーション促進のためのモデル契約書ver1.0」が公表されていますので、今回はそれについて書きます。

オープンイノベーションポータルサイトの画像

引用:オープンイノベーションポータルサイト

「研究開発型スタートアップと事業会社のオープンイノベーション促進のためのモデル契約書ver1.0」はこちら

このモデル契約書は、研究開発型スタートアップと事業会社との連携を促進することを目的として作成されました。

具体的には、次のようなモデル契約書が公表されています。

  1. モデル契約書(新素材編)
    1. 秘密保持契約書(新素材編)
    2. PoC契約書(新素材編)
    3. 共同研究開発契約書(新素材編)
    4. ライセンス契約書(新素材編)
  2. モデル契約書(AI編)
    1. 秘密保持契約書(AI編)
    2. PoC契約書(AI編)
    3. 共同研究開発契約書(AI編)
    4. 利用契約書(AI編)

知的財産の契約書に役立つ資料としては、「知っておきたい特許契約の基礎知識」が信頼でき、かつコンパクトにまとまっているのでお勧めしています。

しかし、残念ながらこの資料は10年以上改訂されていないため、さすがに情報が古くなってきている部分があります。
(それでも、読む価値は十分にあると思いますが。。)

そこで、基本的な知識は「知っておきたい特許契約の基礎知識」で取得し、それを最新情報にアップデートする資料として、このモデル契約書ver1.0を利用するという方法をお勧めします。

このモデル契約書ver1.0は、モデル契約書が提示されているだけではなく、契約を進める際に役立つ「タームシート」もありますし、何と言っても各モデル契約書の各条項について、ポイントや解説が記載されている逐条解説も含まれています。

この逐条解説を読んで、各条項の趣旨等を理解することによって、条項の修正等を行う際の応用力が付くと思います。

このモデル契約書は、すぐに使える契約書が欲しい!という方だけでなく、契約書を理解したい!と思う方にとってもよい資料だと思います。

研究開発型スタートアップと事業会社との契約で、かつ新素材かAI(人工知能)に関係するものと、対象範囲は「知っておきたい特許契約の基礎知識」よりも小さなものですが、非常に役立つ資料だと思います。

このモデル契約書をダウンロードして、是非活用してみてください!

弊所では、秘密保持契約、共同研究契約(共同開発契約)、ライセンス契約、知的財産権の譲渡契約や和解契約等の知的財産に関係する契約のご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。