こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
日本国特許庁とブラジル産業財産庁との間で、特許審査ハイウェイプログラムが継続して試行されていますが、2023年6月20日にPCT-PPHが停止されましたので、今回はこれについて書きます。
![日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラム トップ画像](https://www.branche-ip.jp/wp-content/uploads/2023/06/47337ea028118b241d33838c15ba9038.jpg)
日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラムでは、PCT-PPH※の総申請件数枠の上限を100件と定めているのですが、2023年6月20日時点で上限の100件に達したようです。
件数のカウントは、毎年1月1日から始まることになっていますので、半年も経たずに上限100件に達したということになります。
これは、PCT出願を経由してブラジルに特許出願を行うことが増えているということの証だと思います。
ブラジルの人口は2億人を超えており、市場としても魅力的になりつつあるのかもしれませんね。
弊所では、補助金を活用した外国特許出願や、ブラジルへのPCT-PPHを活用した特許出願に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。
※PCT-PPHとは、PCT出願の国際段階成果物を利用する特許審査ハイウェイをいう。