「地域発!みんなが集うブランドづくり」が公表されました!

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

地域発!みんなが集うブランドづくり ~3つのゴールと10の手法の提案~の表紙

引用:地域発!みんなが集うブランドづくり ~3つのゴールと10の手法の提案~

2020年3月18日に、経済産業省近畿経済産業局から「地域発!みんなが集うブランドづくり ~3つのゴールと10の手法の提案~」が公表されましたので、今回はこれについて書きます。

「地域発!みんなが集うブランドづくり ~3つのゴールと10の手法の提案~」はこちら

この資料は、地域のブランドの育成を通じて地方創生を推進するために、近畿地域の地域ブランドの先行事例を調査研究し、地域の皆さんが地域ブランドづくりに取り組まれる際に参考となることを目的として作成されました。

具体的には、この資料では、200以上の企業・団体に対するアンケート調査と、15の企業・団体に対するヒアリングを行い、その内容を有識者の協力を得て分析・研究した結果が、「3つのゴールと10の手法の提案」という形でまとめられています。

さて、この資料の内容ですが、次のような目次となっています。

  1. 地域ブランディング戦略を考える
    1. 地域ブランディングの意義と本書の活用方法
    2. 地域ブランディングの取組の背景と壁
    3. 地域ブランディングゴールを考える ー3つのゴール
    4. 地域ブランディングの基本構想書を書いてみよう
    5. 地域ブランディング 10の手法の提案とチェックリスト
  2. 地域ブランディングの10の手法
    1. 技と品質の良さを継続的に発信する
    2. ポップアップストアや実店舗でファンを作る
      コラム:行政担当者と専門家の立場からこの取組みを考える
    3. 外部評価を受ける、アワードを取る
    4. 今までと異なる層や海外からの評価を取り入れる
    5. 思いを言語化する、物語をつくる
    6. デザイナー、アーティストの力を借りる
    7. 点在資源をイベントでつなぎ、ファンを広げる
    8. 行政、商工会議所、産地が協働する
    9. 組合やグループ内で交流しシェアする
    10. 後継者を育成し、次代につなぐ
  3. 地域ブランディングに役立つ知的財産
    1. ブランド作りや育成をするときに必要な確認について
    2. 商標権登録と区分の選択
    3. もし模倣されたら?
    4. 「知財総合支援窓口」
  4. 結び 地域ブランディングへのエール

詳細はこの資料を読んでいただければと思いますが、この資料の特徴は近畿地方の事例を挙げ、実際に行ったことが具体的に解説されている点ではないかと思います。

例えば、「泉州タオル」の事例紹介では、次のようなことを行ったと解説されています。

  • 1993年に大阪タオル工業組合主催の展示会を開催
  • 組合員間でのノウハウ、商品開発手法、原価計算、お勧め材料等の共有を推進
  • 産地と品質の一定の基準をクリアした製品を「泉州タオル」と認定
  • さらに厳しい品質基準をクリアし、何らかのこだわりを明確にさせた製品を「泉州こだわりタオル」と認定

そして、これらの取組をした結果、組合全体の売上・利益が増加傾向を示し、廃業、担い手不足にも歯止めがかかっているそうです。

このように、実際の地域ブランドが行った具体的な取組が分かり易く解説されています。

またこの他に、地域ブランディングを進めるために役立つ「地域ブランディング基本構想書」の解説もされています。

これから地域ブランディングに挑戦しようとしている方は、この資料を是非読んでみてください!
地域ブランディングをするために必要な行動が分かるかもしれません。

弊所では、商標出願だけでなく、地域ブランディングに関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。