東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版)

東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版)

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版)の表紙
引用:東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版)

以前のブログで、農研機構の北海道農業研究センターが発行した品種のパンフレット(北海道農業研究センター 育成品種一覧2019)について書きましたが、今回は、東北農業研究センターで育成した品種のパンフレット(東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版))をご紹介します。

「東北農業研究センターで育成した品種 (2020年版)」はこちら

さて、このパンフレットの内容ですが、次のような品種について、①利用上の特徴、②栽培上の特徴、主な栽培地域等が解説されています。

  1. 水稲
    1.  飯米用
      1. トヨニシキ
      2. キヨニシキ
      3. おきにいり
      4. ちゅらひかり
      5. 萌えみのり
      6. きんのめぐみ
      7. えみのあき
      8. ちほみのり
      9. ゆみあずさ
      10. しふくのみのり
    2. 掛米、加工用
      1. ふくひびき
    3. 餅用
      1. ヒメノモチ
      2. ときめきもち
    4. 加工用
      1. スノーパール
      2. 恋あずさ
      3. ゆめふわり
    5. 着色米飯用
      1. 朝紫
      2. 夕やけもち
      3. 紫こぼし
    6. 飼料用
      1. べこあおば
      2. べこごのみ
      3. いわいだわら
      4. べこげんき
      5. たわわっこ
    7. 観賞用
      1. 祝い茜
      2. 祝い紫
  2. 小麦
    1. めん用
      1. キタカミコムギ
      2. ネバリゴシ
      3. ナンブキラリ
      4. にしのやわら
    2. パン・中華麺用
      1. ナンブコムギ
      2. コユキコムギ
      3. ハルイブキ
      4. ゆきちから
      5. 銀河のちから
      6. こしちから
      7. 夏黄金
      8. やわら姫
      9. みなみのやわら
    3. ブレンド用
      1. もち姫
    4. 菓子用
      1. ゆきはるか
  3. 大麦
    1. 食用・醸造用
      1. 小春二条
      2. もちしずか
  4. 大豆
    1. 豆腐用
      1. オクロシロメ
      2. ナンブシロメ
      3. スズユタカ
      4. ワセスズナリ
      5. スズカリ
      6. タチユタカ
      7. リュウホウ
      8. おおすず
      9. ハタユタカ
      10. たまうらら
      11. ふくいぶき
      12. 青丸くん
      13. 里のほほえみ
      14. シュウリュウ
      15. あきみやび
      16. はたむすめ
    2. 煮豆用
      1. 黒丸くん
    3. 納豆用
      1. コスズ
      2. すずかおり
      3. すずほのか
    4. その他
      1. すずさやか
      2. きぬさやか
  5. そば
    1. 麺等
      1. にじゆたか
      2. 夏吉
  6. なたね
    1. 食用油用
      1. アサカノナタネ
      2. キザキノナタネ
      3. キラリボシ
      4. ななしきぶ
      5. キタノキラメキ
      6. ななはるか
      7. きらきら銀河
    2. 食用油・野菜用
      1. 菜々みどり
  7. はとむぎ
    1. 飲用等
      1. はとむすめ
      2. はとひかり
      3. はとじろう
      4. はとゆたか
      5. はときらら
  8. なばな
    1. 野菜用
      1. はるの輝
  9. トマト
    1. クッキングトマト(加熱調理用)
      1. なつのこま
      2. にたきこま
      3. すずこま
  10. イチゴ
    1. 生食用、ケーキ用
      1. 北の輝
      2. なつあかり
      3. デコルージュ
      4. 豊雪姫
      5. そよかの
  11. イネ科牧草
    1. 採草用
      1. 東北1号
      2. クワトロ-TK5
    2. 放牧用
      1. 夏ごしペレ
  12. マメ科牧草
    1. 採草用・放牧兼用
      1. マキバシロ

これらを見ると、本当に多様な植物に関して品種改良がおこなわれていたことが分かると思います。

これだけの品種を育成するのに、どのくらいの時間、労力、費用がかかったのか想像できないですね!

これらの品種のうち、興味がある品種が見つかりましたら、最終ページに記載されている国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センターに連絡をとってみては如何でしょうか?

きっと親切に対応してくれると思います。

これらの品種は、国民の税金により開発されたものですので、是非活用してください!

なお、これらの品種を導入する場合には、原種苗提供契約や利用許諾契約を締結しなければならない場合があります。。

弊所では、技術導入に関する豊富な経験を有しております。
これらの契約等についてご不明な点等がありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

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