イノベーション100選をご存知ですか?

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

今回は、イノベーション100選について書きたいと思います。

イノベーション100選とは、公益社団法人発明協会が創立110周年を記念して、我が国産業経済の発展に大きく寄与したイノベーションを選定する事業です。

ちなみに、この事業におけるイノベーションとは、「経済的な活動であって、その新たな創造によって、歴史的社会的に大きな変革をもたらし、その展開が国際的、或いはその可能性を有する事業。その対象は発明に限らず、ビジネスモデルやプロジェクトを含み、またその発明が外来のものであっても、日本で大きく発展したものも含む。」だそうです。

なかなか壮大な定義ですね!
(選定委員会委員長は、一橋名誉教授の野中郁次郎先生です。)

さて、このイノベーション100選の選定方法ですが、まず「一般及び大学のイノベーション研究者など有識者へのアンケートを行って、得票数の多かった案件はその結果を尊重し、得票数10位までのものについてはトップ10として公表することとした」そうです。

そのトップ10は次のようになっています。

  •  LED電球のイラスト内視鏡
  • インスタントラーメン
  • マンガ・アニメ
  • 新幹線
  • トヨタ生産方式
  • ウォークマン®
  • ウォシュレットⓇ
  • 家庭用ゲーム機・同ソフト
  • 発光ダイオード
  • ハイブリッド車

ここで、iPS細胞は入っていないの?と思われた方も多いと思いますが、これは「現時点では未だ開発段階であるため、今回の選定から外した。」そうです。なかなか厳しいですね!

さて、トップ10以外はどうなっているかというと、「アンケートの得票数からは、100位までを明確に序列づけるほどの結果は得られなかった。」そうで、結局「事務局から更に多くの識者の方々のご意見を聴取して、次のような観点から選定作業を進めた。」ようです。

  1. アンケートについては、得票数の比較的多いものについてはこれを尊重した
  2. 著名な賞や国際見本市などで高い評価を受けたものをリストアップし候補案件とした
  3. 主要産業部門から代表的とみられるイノベーションをリストアップした。そのため有識者の専門的な意見を重視するとともに業界団体から意見を集め、候補案件を検討した

その結果、100選はなく、105選となったそうです。

イノベーション100選の詳細はこちら

これらを見ると、日本人のイノベーションも確かにすごい!って思えます。

今後は、これらのイノベーション100選(105選)について、その概要も公表されるようです(第一次発表分の38件については既に公表されています。2016年6月現在)

世代によっては知らないものもあると思いますので、イノベーション100選のHPを覗いてみてはいかがでしょうか?
思いがけない発見もあるかもしれませんよ!

今日は以上です。

追記:イノベーション100選のリンク先を変更(2017年8月)